GANBANBEI

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1：10

二上登山、身体が重い感じだったが、下りは少し速めに歩を進めた。

登りの一歩一歩が辛い。

日中、しんどさが増したり、することがなくなったら横になる。

横になると楽な気になれる。

しばらくすると眠りに入り、30分から１時間の眠り。

目覚め時は心地良さに包まれていることが多い。

至福の時・・・

・・・なんてものじゃぁない・・・

そんな心地良さや過ごし方は望んでいない。

日中は、活動していたい。

ゆっくり休養することが治療の基本だというのは分かっているが、やっぱり焦りが思い浮かぶ。

そんな事も、うつ脳に思わされている。

分かっていることなんだが、思い浮かびをなくすことはできない。

「気の持ちよう」ではどうにもならない。

・・・いや・・・

ネガティブな思い浮かびも減っている。

以前は、車をバックさせるときは、必ず何かを轢いてしまうような思い浮かびがあった。

外出先から帰宅するときは、帰ったら家が火事で焼失してしまっているのではないとよく思い浮かんでいた。

・・・減っている・・・多分・・・良くなってきている・・・

横になることが楽に思えるようになるのに、退職から５年ほどかかった。

快復には時間がかかる。

何年かかるか分からないが、ネガティブな思い浮かびもいずれなくなる。

この歳になると、人生を終えるのが先か、うつが晴れるのが先か、ビミョ〜だが・・・

ボチボチ生きるしかない・・・

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